2013年3月9日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「奈良盆地北縁の古社寺・古墳めぐりコース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ奈良盆地北縁の古社寺・古墳めぐりコース」を歩いた。奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「緑が結ぶ奈良の歴史と文化コース」とは兄弟コースで、奈良公園を起点に平城宮跡まで奈良市北部を巡る。ベストシーズンは間違いなく桜の季節になるのだが、今回は梅を追ってみた。光のどけき春の日どころか桜舞う春爛漫も過ぎた初夏を思わせる陽気の1日だったが、厳冬の影響か開花状況は芳しくなく来週が見頃のようだ。もちろん訪れる寺社仏閣は季節を問わないし、奈良自転車道は奈良市中心部とは思えない山の中を貫き、とても楽しいウォーキングとなった。歴史ロマンだけでなく自然も満喫できる素晴らしいコースだ。

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コースのスタートは近鉄奈良駅で、まずは興福寺から猿沢池へ抜けてお約束の春日大社表参道を東進すると浅茅ヶ原園地の円窓亭周辺に広がる奈良公園片岡梅林を南に望む。気の早い白梅は七分咲の木もあるが紅梅はほとんど蕾のままで残念だ。春日大社神苑萬葉植物園の手前で北に進路を変え奈良県新公会堂から奈良公園シルクロード交流館へ抜けるが、行楽シーズンには人で溢れ返るのだが、いい天気なのにほとんど人がいない。東大寺はいつも通りの観光客だが整備工事中の正倉院まで来ると人並みは途絶えてしまった。ちょっと朝早いか。

奈良公園の後にしても北上を続け五劫院から北山十八間戸を訪ね、赤レンガが素晴らしい奈良少年刑務所を鑑賞して、般若寺からは歴史の道奈良ドリームランド跡まで歩く。新しく高札場が再現された奈良坂資料館を併設している樟の巨樹が必見の奈良豆比古神社からようやく西に道をとると遥か眼下に奈良加茂線を覗く黒髪橋を渡る手前に1本梅が見事に咲いていた。隣の木が大きな黄色い実を附けている柑橘系なのがなんともユーモラスだ。奈良ドリームランド跡を右折した後本コース最大のハイライトの奈良自転車道を歩く。次の道標からはならやま大通りに近く少し車音が気になってくるが、冒頭にも述べた通り自然豊かな山の中の道ですこぶるご機嫌だ。ならやま景観整備は順調に進んでいるようで森を開墾した後に桜を植えていた。数年後には大化けするかもしれない。

この後南下してヒシアゲ古墳から小奈辺古墳を巡ると、戦闘機も垣間見える航空自衛隊幹部候補生学校で、奈良自転車道と別れを告げて、奈良を歩く ゆきめぐり「佐保路の三観音めぐり」で歩いた記憶が大きく残る道を歩き、海龍王寺と山門に梅が満開の法華寺を参拝し、歩く・なら「影の実力者、藤原不比等の邸宅があったとされる地へ」と同じ道を辿り、梅も見所の一つの平城宮跡東院庭園へ入る。相変わらずの開花状況でがっくりきたのだが、駐車場辺りでは見頃を迎えていて少し溜飲を下げることができた。平城宮跡遺構展示館宮内省南殿まで北上した後、西に向かい、平城宮跡第一次大極殿前庭を横切り期待していた平城宮跡資料館梅林を散策したが、見頃を迎えた梅は少なく拍子抜けであった。最後は一直線に近鉄大和西大寺へゴールする。