2011年4月9日土曜日

奈良を歩く ゆきめぐり「万葉歌碑めぐり」

奈良を歩く ゆきめぐり万葉歌碑めぐり」を歩いた。この季節は佐保川の桜並木を歩くのが楽しみである。2009年は奈良ウォーキングマップ⑨佐保川まなびやコースを、2010年は奈良を歩く ゆきめぐり「桜花爛漫 奈良公園の桜を訪ねて佐保川から奈良公園へ」を歩いたし、奈良ウォーキングマップ其の弐 10.新 佐保川まなびやコースも素晴らしい桜風景を堪能できるだろう。今回は少し天気が悪く青空が無かったのが残念だが、ほとんどの桜が満開で一番の見頃を迎えており大満足である。本命の万葉歌碑はひっそりと設置されてどこにあるのかわかりにくいので、宝探しの気分も味わえるだろう。


より大きな地図で 奈良を歩く ゆきめぐり「万葉歌碑めぐり」 を表示
Picasa ウェブ アルバム 地図の作成方法 軌跡の取得方法

コースのスタートは近鉄奈良駅でまずは西方寺を訪れるため国道369号を西方に向かう。この道を西へ歩くのは初めてで新鮮だ。デザインの凝ったビルも多く楽しめた。境内は狭いので西方寺歌碑10はすぐ見つかったが、西方寺歌碑11が見つからない。マップ裏の注意書きを読んでいなかったら見つけられずにあきらめていたかもしれない。

西方寺からは佐保川を目指して、しゃれた車道と歩道のある舟橋通りを北へ歩く。随分遠くから鮮やかなピンクが目に飛び込んでくるので見逃すことはないと思うが、佐保川を渡るとすぐに大仏鉄道記念公園の枝垂桜は是非とも観賞したい。川辺りを探して歩いていたら法蓮緑地公園歌碑14はすぐ見つかったが、佐保川堤(北側)歌碑13がないと思ったら、日本料理「夢窓庵」の敷地内にあった。

桜の季節でなくてもここからが本コースのハイライトであり、栄楽橋を南に渡って桜のトンネルをくぐると佐保川堤(南側)歌碑15・16があり、その向こう岸には樹齢150年を越える名桜の川路桜が今盛りなりと春を描いている。佐保川小学校歌碑17には本コースを紹介した万葉歌碑散策マップが、近鉄新大宮駅からのメインストリートと交わる大宮橋には佐保川周遊案内図には本コースに加えて、奈良を歩く ゆきめぐり「桜花爛漫 奈良公園の桜を訪ねて佐保川から奈良公園へ」も紹介されていた。新二条橋で本コースは佐保川と別れるが、佐保川堤の桜並木はまだまだ南へ続いている。奈良ウォーキングマップ⑨佐保川まなびやコースでは八条まで歩いたが、まだまだ桜並木は続いていた。いったいどこまで続いているのかいつか確かめたいと思う。

奈良市役所前庭歌碑1を経て国道369号に戻り、菰川を越えた南に平城京左京三条二坊宮跡庭園がある。全く知らなかったのだが、こんな街中にもこんな立派な遺跡があるとはさすが古都「なら」である。国道369号を渡るのがかなり大変だが、是非とも立ち寄りたいところだ。

この後イトーヨーカードーを半周するが、その東南に長屋王邸跡が、北東に長屋王家木簡の発掘がある。もう一つ立ち寄りとして紹介したいのは、昼食休憩がてらにイトーヨーカドーの屋上から平城宮跡を眺望することだ。素晴らしい眺めであることを保障する。本コースはイトーヨーカドーからもてなしボランティアセンターまで西へ向かって、二条大路南四丁目バス停へゴールするが、イトーヨーカドーのすぐ北が平城宮跡なので、平城宮跡をゆっくり歩いて近鉄大和西大寺駅にゴールするのがおすすめである。

残念ながら最後の朱雀大路緑地は発掘調査中で、棚田嘉十郎翁像以外は更地にされて、朱雀大路緑地歌碑39も撤去されていた。どこか近くに移設されているのかもと探したが見つからない。発掘中の間はどこか近くの目立つ所へ移設していたらいいと思うのだが、平城宮跡は国の管理なので奈良市の施設を置くのはなかなか難しいのだろうか。