2011年1月22日土曜日

生駒の散歩道「矢田山 遊びの森コース」

生駒の散歩道矢田山 遊びの森コース」を歩いた。生駒の散歩道「暗峠コース」の続きを歩いているようでその昔奈良街道と呼ばれた国道308号を辿って矢田丘陵を登る。生駒の散歩道「暗峠コース」と同様国道の名に恥じない広い二車線道路はごくわずかで車がすれ違うのも大変な細い道路が続く。生駒市は矢田山遊びの森の手前で終わるので本コースのマップには市境で終わる2.5Kmのショートコースとなっている。そこからは矢田山遊びの森ハイキングマップ(近鉄 南生駒駅~矢田東山バス停)通りに歩こうと思っていたが、あまりに国道308号がおもしろくどこをどんな風に通っているか確かめたくなり結局近鉄尼ヶ辻駅まで国道308号を踏破してしまった。国道故に酷道と揶揄されることもあるが、難波と大和をつないだ街道に思いを馳せるには立派な二車線道路の歩道を歩くより随分と興趣が上がるというものである。


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コースのスタートは生駒の散歩道「暗峠コース」と同じ近鉄南生駒駅で駅前を竜田川沿いに南北に通る道は今も国道168号であり、生駒の散歩道「暗峠コース」で竜田川を渡った橋は国道168号と国道308号が共有する橋だった。今回はその橋を渡らずすぐに矢田丘陵を登るべく東に道をとるが、標識もないので言われなければ国道とは思わない狭い生活道路である。

この辺りも開発が進み住宅街となっているがすぐに登り坂となり特に大瀬ふれあい公園の手前は急坂で体力を消耗する。せっかく登ったのに次は南北に通る広い車道へ降りることになり、そこには矢田山遊びの森案内図があった。この広い車道を矢田山遊びの森標識まで南下した後、進路を東に戻すため左折する。そこから最初で最後の目的地である歓喜乃湯 足湯までの道は広い二車線の歩道のある立派な道であり、一度大きく北へカーブを切った辺りから西への視界を遮るものが全くなく生駒山まで素晴らしい眺望を満喫できる、歓喜乃湯 足湯ともどもコースのハイライトである。

この後すぐ細く険しい道となり、分岐のある矢田丘陵遊歩道道標辺りが市境で本コースのゴールで、次の矢田丘陵遊歩道道標までは大和郡山市だがすぐに奈良市に入る。次の郡山警察犬訓練所矢田山遊びの森入口看板は大和郡山市だが国道308号は奈良市を通っているようで、そこからしばらく行くと見覚えのある矢田丘陵遊歩道道標に出た。歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」で歩いた道である。それなら次は追分本陣村井家住宅があるので追分は奈良街道にあったのだと納得したところで、この道が国道だったとは露知らずである。

この後第二阪奈の南側を奈良ウォーキングマップ其の弐 6.梅香る追分梅林コースで歩いた道が国道308号だと思っていたら、国道308号は奈良市水道局大和田配水池を周って第二阪奈を越えるのだった。道はカーブしていてすぐに行き止まりになりとても阪奈道路を渡る橋に繋っているようには見えない道で、国道308号は本当におもしろい。この後しばらく下り坂となり降りた所の第二阪奈有料道路中町ランプ近辺は完全に農道の雰囲気である。

農道はそんなに続くはずもなくすぐに砂茶屋バス停があるが、こちらは近鉄富雄駅行きで1時間に1本の本数しかなく、その後すぐに近鉄学園前駅行きのある熊取バス停も同様の本数なので、バスの時間が合わなければすこし遠くなるが東坂バス停まで歩けばバスの待ち時間については問題はなくなるだろう。

ここからバスに乗るつもりは全くないので自宅最寄の近鉄学園駅前まで歩こうかと思ったが、距離的には変わりがないのでそのまま国道308号を近鉄尼ヶ辻駅まで歩いた。近鉄南生駒駅からは9Km未満でほどよい距離となった。ここから先落ち着いた味わいのある宝来町新池や懐かしい奈良市歴史の道道標があるが、宝来町で第二阪奈は終点で阪奈道路に合流するため、ここから国道308号は阪奈道路の裏道に当たり道が細い割には交通量が多くウォーキングには適さない。第二阪奈が国道24号まであればいいのにと思う。