2010年2月20日土曜日

歩く・なら「山の辺の道 天理・桜井 街道がつなぐ古墳と国宝」(桜井コース)

歩く・なら山の辺の道 天理・桜井 街道がつなぐ古墳と国宝」(桜井コース)を歩いた。歩く・なら「山の辺の道(天理~桜井)」を逆向きに辿るのだが、基本的に古墳を巡ることを主眼に置いているいるので全編山の辺の道を歩くのではなく、途中山の辺から大和平野に降りて再度山の辺に戻るおもしろいコース設定である。一度目より二度目の方がまた歩いてみたいと強く感じさせてくれる山の辺の道は素晴らしい。


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コースのスタートはJR桜井駅で、アーケードのある本町通商店街を東進しまずは茶臼山古墳に立ち寄った後、近畿自然歩道道標から北進するのだが、桜井コースの前半ではこの辺りだけが歩く・なら「山の辺の道(天理~桜井)」と違っているだけである。歩く・なら「山の辺の道(天理~桜井)」を歩いた時には、近畿自然歩道とは早く道が別れていたので近畿自然歩道の行き先がわからなかったのだが、この近畿自然歩道道標で桜井駅とは反対の忍坂街道に向かっていることがよくわかってよかった。しかしマップではポストを過ぎてから北進するようになっていたので、次の道まで行き過ぎてしまった。ポストの手前の道というかポストのある交差点を北進するのが正解である。

北進して突き当たった所が大和川でここにも近畿自然歩道道標がある。大和川沿いに西進し。馬井出橋で大和川を渡った所が佛教伝来の地石碑で、この辺りから山の辺の道の道標が至る所にあるのでここからは地図を見なくても歩けるだろう。次の海柘榴市を撮影していると同好者がやってきた。オフシーズン真っ只中だと言うのにその後も多くの同好者を見かけた。やはり奈良県ではベスト1のウォーキング道である。

山の辺の道はどこもウォーキングにはうってつけの道なのだが、次の近畿自然歩道道標から、大神神社までが、本コースのハイライトである。途中喜多美術館金屋の石仏があり、その後久すり道を抜けると病気平癒で有名な狭井神社で、マップにはこの後の赤い橋を渡って絶景ポイントへと書いてあるが、この通りに行くと迷ってしまった。狭井神社の手前の案内から行くとすぐに大美和の杜展望台絶景である。本当に素晴らしいビューポイントなので忘れずに訪ねて欲しい。

玄賓庵を抜けて桧原神社からは茅原大墓古墳ホケノ山古墳倭迹迹日百襲姫命陵珠城山古墳群景行天皇陵と古墳巡りをするため、山の辺の道から離れる。桧原神社から大和平野へ降りて行く道は、歩く・なら「山の辺の道(天理~桜井)」に絶景ポイントへ行くようコース設定されているので少しだけ歩いたのだが、とても雰囲気のいい道でどこに繋がっているのかとても気になった道なので大満足である。

山の辺の道から離れるとは言っても、桜井市としてはこの道を大和・山の辺探訪物語として整備しており、アスファルトは薄赤紫色の舗装を施して写真の道標が10m置きに埋め込まれているし、要所要所に桜井市周辺ご案内板桜井市周辺ご案内板があり、至れり尽くせりで迷うことはないとマップを見ていなかったら失敗してしまった。JR巻向駅から先は大和・山の辺探訪物語とは違うコース設定となっているの気づかずに薄赤紫色の道路を北へそのまま行ってしまったのだ。どうも今回は道を間違えてばかりである。

景行天皇陵の手前もその周りの田舎道も凄くよかった。景行天皇陵を周る道を登った東海自然歩道道標から一旦山の辺の道へ戻るが、卑弥呼の里道標から山の辺の道とは別れを告げ、崇神天皇陵黒塚古墳を巡りJR柳本駅がゴールとなる。電車は40分に1本程度なので電車の時間を事前に調べて天理市立黒塚古墳展示館で時間調整するといいだろう。